時が止まった日③ 思い出は、物に宿り、場所に宿りだすのです

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風が強い

春の嵐

南風は暖かいが、まるで、春を迎える覚悟があるのか

試されているようだ

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目次

2か月 9週 60日 長かったのかな?あっという間だったのかな?

旦那さんがこの世を去って、

2か月少し

9週と1日。

64日。

2か月というと短く聞こえ、

60日というとものすごく長く聞こえる。

時間の感覚がわからない。

どれだけの時間が実際は経ったのか、

どれだけのことをしてきたのか、

まるで、記憶に残っていない

残っているのは

「やらなくては」

という義務感だけ

あの世に送るため、忘れ物もなく

この世でのやり残しもなく

きっちりと恥ずかしくないように

送り出そうと決めていたから

できることは、必死にやってきた

まだまだ落ち着かない気持ち

まさに「ざわつく」という表現がぴったり

棘のような、鋭い痛みが時折、心を刺す

大根おろしで、心を削られているみたい

うん、

変な表現だけど、なんかしっくりくる

大根おろしで、削ってきた

この2か月間、ほぼ、止まることなく

だから、その傷を治さないといけないな

自分でもそう思ってる

でも、当分はムリ

だって、他の問題が起きてしまって

私の心は、より一層削られているのだから

思い出は、記憶の中には残らないみたい

時間が経つと、それまでの記憶がだんだんと曖昧になってくる

marie

顔がいまいち思い出せない
いっしょに過ごしてきたはずなのに・・・

まるでずっと一人で過ごしてきたかのように

誰もそばにはいなかったのように

ともすれば、

marie

誰ですか?その人?

と、言わんばかりの記憶になってきてしまっている

なんて、人でなしな発言・・・・

自分でも怖くなるけど、

現実を受け止めきれないから、心がなかったことにしようとしているのかもしれない

でも、

自分の頭からは記憶がなくなってきても

思い出は、物に宿りだす

洋服、小物、使っていたお皿 などなど・・・

そして、何より

空間に宿りだすのだ



先日、たまたま、ワークマンに行ってきた

そこは実家からまず電車で移動

駅からは徒歩で30分くらいのところにあった

何となく歩いていると、ワークマンの手前には

ドン・キホーテが。

marie

ここ、よく来ていたドンキだ!

まだ、車を所有していた頃、旦那さんとよく来ていたドンキ。

何年ぶりだろう

そう思うと、涙が自然とあふれてきた

いっしょに過ごした時間

いっしょに行った場所に思い出が宿りだす

それは、楽しかったことがほとんど

頭の中の記憶は、辛いことや悲しいことが多いけど、

頭の外の記憶には、悪いことばかりが残っているわけじゃない

きっとそうやって、思い出を回収して、

でき上がる思い出のアルバムは、

明るいものになるのかもしれない

【実践編】 死亡後の手続きについて

家族のどなたかが亡くなると、手続きに追われるということは

以前にも書き込みをしました。

14日以内の手続きのものは、役所関係がほとんどですが、

それ以外にも、とりあえず、連絡は早めにしたほうがいいというものもあります。

今は、コロナの影響で、とりあえず連絡をすれば、

何とかなるというものもあります。

手続きの種類は、亡くなった方によって違ってきます。

今回、手続きを取ってみて、実際に感じた感想を書いていきたいと思います。

少しでもお役に立てればと思います。

死亡診断書

こちらは医者のみが発行できる書類です。

まさに、これから手続きが始まるといっても過言ではありません。

そして、こちらの再発行はできなくはないと思いますが、

かなり面倒だと思われます。

なので、この死亡診断書をもらったら、すぐに

コピーを最低でも2部は取っておいてください。

1枚は、コピー用としてのコピーのオリジナル版、もう1枚は提出用です。

親切な葬儀屋さんですと、死亡診断書のコピーを用意して渡してくれたりします。

死亡診断書原本は、葬儀屋さんにすぐ渡してしまい、

葬儀屋さんが代行で役所に死亡届を出し、火葬許可証を取ってきてくださいます。

つまり、葬儀屋さんに渡してしまったら、

死亡診断書原本は手元には戻ってきません。

その後の手続きにも死亡診断書は不可欠。

そのためにも、すぐ、コピーを取っておきましょう。

戸籍謄本

今回、意外に感じたのは、戸籍謄本でした。

こちらは、死亡後、すぐに取れるものではなく、

除籍の手続きのため、しばらく時間がかかります。

自治体によってかかる時間は異なると思いますが、

1週間 ~ 取得可能になっています。
(取得可能日を教えてくれると思います。)

年金の手続きで主に使用しました。

案外、

戸籍謄本、用意してくださる?

という場面が多かったような気がします。

私は、役所が近くにあるので、そんなには困らなかったですが、

役所が遠い場所にある方は、何度も行くのが面倒だと思います。

本当に、大変ですが、一気に手続きに必要な場所に電話をして、

どんな書類が必要か、いったん聞き出し、

役所に出向いて取る必要がある書類は、まとめて取ることをおススメします。

戸籍謄本はコピーではなく、

原本を必要とする手続きが多かったです。

身分証明書のコピー

返送書類に添付するものとして、身分証明書のコピーをつけることも多かったです。

写真付きの身分証明書ならばそれ1枚で可なので、

マイナンバーカードや、運転免許証のコピーを2.3枚用意しておくと楽かもしれません。

住所確認のためなので、運転免許証の裏面に現住所が記載されている場合は

必ず裏面もコピーしてください。

心が折れそうになったら・・・

最初の2週間は、こちらからアプローチして知らせることがほとんどで、

その後、3週間目からは、アプローチ先からの返送書類に記入して

送り返すという作業が待っています。

これは心が削られる作業になります。

なるべく、家族や友人の力を借りて、少しずつ前に進んでください。

辛い時は、無理に前に進めなくてもいいのです。

大切なのは、生きている人です。

生きている人の意思が

亡くなった方の遺志を背負っているのですから

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