虫さんが教えてくれたあきらめない心

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朝、私の仕事はトイレ掃除と玄関掃除

玄関をぞうきんで拭き上げる

ぞうきんを洗おうと、水道場に置いてあるバケツをのぞき込む

花びらが浮いているのかと思い、手に取ると虫だった

「間違って飛び込んじゃったのね」

そう思い、そっと地面に置く

なんだか動いたように見えたが、力が弱々しい

長いこと水の中にいたのだからしょうがない

動かなくなってしまい、砂を上からかけた

少し目を離したら、いたであろう虫がいなくなり、

なぜか元気に動き出し、ずんずんと歩き出した

ものすごい生命力

私はただその姿をみつめていた

がんばれ、がんばれ

ふと、不思議な感覚がよぎった

「この虫は私。必死にもがいている」

大変に畏れ多いことですが、

ふと神様の御心を聞かせていただいたような気がした

神様は必死に生きようとしている生き物の命を奪ったりはしない

見守り、そして、正しい方向へと導いてくださるのではないのか?

そんな考えがよぎった

一生懸命、歩いている虫は、危ない道路へ行くことはなく、

安全なところへと移動していった

あとどのくらいあの虫の命が続くかはわからない

でも、あきらめずに前に進むのなら、きっと少しでも長く生きることができるはず

それを見ていてものすごく勇気が湧いた

私はその虫

あきらめることなく前に進む

あきらめなければ、きっと、半歩でも自分の望む場所へと進めるはず

進みが遅いように見えてもいい

少しずつ少しずつ進んでいこうと思う

朝の風に乗って、神様からの手紙が届いたようだった

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