カルボプラチンから始まり、パクリタキセル、アバスチンと3種類の
抗がん剤を使った旦那さん。
今は、がんの治療(抗がん剤)を辞め、
痛み止めだけで過ごしています。
担当医に「抗がん剤を再開したらどうなるか?」
と聞いたところ、
答えは

だいぶ時間が経ってしまうと、効果が出にくくなって
むしろ体に悪影響があるかもしれない
というようなことを言っていました。
つまり、あまりにも時間を空けすぎたし、体力も落ちすぎてしまったから
効果も命の保証もない ということらしいです。
もう、残された時間を過ごすしか選択肢が残っていないのです。
そして、ガンによる痛みが強いので、
痛み止めが手放せません。
今、服用しているのは2種類。
- カロナール
- オキシコドン(医療用麻薬5㎎)
医療用の麻薬といえば、有名なのが、「モルヒネ」
ただ、モルヒネは腎機能の悪い人にとって副作用のリスクが高まるらしいのです。
錠剤もあるようですが、モルヒネは主に皮下注射か座薬がメジャーなよう。
早めに効かせたいということなのでしょうか?
他にも強オピオイド(麻薬系)は
タペンタドール、フェンタニル、メサドンとあります。
今も、オキシコドンの5㎎を服用していますが、
痛みが強くなったら、10,20,40㎎と用量も増えていくかもしれません。
そうなると、意識もはっきりしなくなるでしょう。


体の痛みも強く、今では寝ていることが多くなりました。
食欲も落ち、体力も激減。
近所のドラッグストア(220m先)に行くのも必死な状態です。
まさに、先が見えない状態
どうなるかわからないというのが本音です。
ただ、ひとつだけ言えるのは、良くなることは “もうない” ということ
今は、食べたいものを食べ、飲みたいものを飲むように勧めています。
もう少ししたら、
会いたい人に会い、
声を聞きたい人の声を聞くことを伝えようと思っています。
今、できることをひとつでもやったほうが、
充実感を得られて、満足度も上がるような気がするのです。
生きるとはそういうことだと思います。
虚無感の中に生きるより、
満足な気持ちで満たされるほうが、幸せだと思います。
人それぞれ、幸せは違います。
でも、同じことは
生きているうちにしかできないということ
生きている時間を無駄にすることが、
一番の愚かなことだと思うのです。
それを、本人が受け止められるかどうかは本人次第。
やはり他人がどうこう言えることではないのです。
そして、残される家族も、
ひとりになる覚悟を少しずつしなくてはいけないのです。
時間は確実に刻まれていくのです。
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